文の世界

文の世界とは、文により想起される自我である。文とは、理と意に応じ、配列された字である。字とは、自我を任意に想起させる像である。像とは、自己の様に、自我を想起させる実在である。像は、理と意に応じ、二つ据えられることにより意が示される。二つの像...
自我

グーテンベルクの銀河系

『グーテンベルクの銀河系 活字人間の形成』 M.マクルーハン(著) 森常治(訳) みすず書房 1986前書き「活字を用いた印刷は思いもおよばぬ新環境を創り出した。それは「読書界」を創造したのである。」「われわれがここ数世紀の間、「国民ネーシ...
自我

中国=文化と思想

『中国=文化と思想』 林語堂(著) 鋤柄治郎(訳) 講談社学術文庫 1999原書"My Country and My People" 1935年ニューヨークにて出版パール・バックの序文「喜ばしいことには、中国には混迷の時代にあても自分を失う...
文明

六韜

中国共産党による、組織中枢部に対する賄賂及びハニートラップは、ある種の異彩を放つ脅威として認識されている。この脅威、実は紀元前に成立したとされる兵法書にそのまま書かれている。「六韜」である。脅威から免れるには、まず脅威を知らねばならない。脅...

ルーズベルトに与ふる書

自虐史観という言葉をよく耳にします。私たちの多くは、何か「変な人達」が、国を誤った方向に導き、意味もなく多くの国民をや外国の人々を死に追いやったと思っています。しかし、「変な人達」が何を考えていたのかを、殆ど知りません。ここに、彼等の思いを...