自我を任意に想起させる声

話の世界
話の世界とは、話により想起される自我である。 話とは、自我を任意に想起させる言語である。 言語とは、自明な人と共有される、想起を指示する声である。 話は、理と意に応じ言語により自我を表す。 自我は自明である。 故に、話は情を伴わぬ。 表象の...

饗宴
『饗宴』 プラトン(著) 久保勉(訳) 岩波文庫 1952 『饗宴』 エリュキシマコス「エロスの神に対しては今日に至るまで誰一人としてこれにふさわしい賛美の歌をあえてささげた者がない。」 エリュキシマコス「すなわち僕の提議はこうだ。われわれ...

ゴルギアス
『ゴルギアス』 プラトン(著) 加来彰俊(訳) 岩波文庫 1967 『ゴルギアス』 カルリクレス「とにかく、今しがたあの人は、その場に居合せた者のだれでも、何なりと好きなことを、質問するようにと命じていたのだし」 ソクラテス「さあ、それでは...

クリトン
『クリトン』 プラトン(著) 久保勉(訳) 岩波文庫 1927 『クリトン』 クリトン「ソクラテス、明日は君の一生の最後の日となるより外ないわけだ。」 クリトン「最愛のソクラテスよ、今でも構わないから、どうか僕のいうことを聴いて遁げ出してく...

ソクラテスの弁明
『ソクラテスの弁明』 プラトン(著) 久保勉(訳) 岩波文庫 1927 ソクラテスの弁明 「私の誹謗者らが誹謗するところは何であるか。」 「曰く、「ソクラテスは不正を行い、また無益なことに従事する、彼は地下ならびに天上の事象を探究し、悪事を...

なぜイージス・アショアを断念したか
何故、イージス・アショア計画は停止されたのでしょうか。 この問題は、国防に位置付けられるものです。 この決定は、国防という観点から、ズレた観点からの位置付けなのか否か。 河野防衛大臣のご説明から、考察させて頂きたく思います。 有り難う御座い...

For Black Men
今世界で、一人の黒人の死が、多くの人々を抗議へと駆り立てています。 その渦中に居るのは、黒人です。 彼等は只、煽り立てられている哀れな人々なのでしょうか。 違います。 確かにそこには、叫びを挙げねばならぬ何かがあるのです。 蹂躙され虐げられ...