表象

記号

記号とは、想起を指示する表象である。捨象の咀嚼により抽象された表象である。実在として表された記号は、表現と呼ばれる。

災とは、故郷の喪失である。自己を想起させる実在の喪失である。これに対し、失われた姿を象ることは可能である。これは像と呼ばれる。像とは、自己の様に自我を想起させる実在である。像は転じて字となる。字とは、自我を任意に想起させる像である。或は泣き...
世界

大偽

故郷と世界が対峙する関係は、大偽と呼ばれる。大偽は、災と革に分けられる。災とは、故郷の喪失である。革とは、世界の革新である。革は、剏と𠬝に分けられる。剏とは、世界の創造である。𠬝とは、他者に対する、あるいは他者からの支配である。
世界

大道

故郷と世界が相似する関係は、大道と呼ばれる。
世界

世界

世界とは、自我を想起させる象である。
故郷

故郷

故郷とは、自己を想起させる実在である。
自我

自我

自我は、知と識に分けられる。知とは、現象に応じ表れる自明な表象である。知に於ける象の働きは、理と呼ばれる。理に応ずる人の在り方は、聖と呼ばれる。識とは、表象に応じ表れる自明な表象である。識に於ける表象の働きは、意と呼ばれる。意に応ずる人の在...
自己

自己

自己は、褻と霽に分けられる。褻とは、日常に現れる自明な現象である。褻に於ける於ける現象の働きは、道と呼ばれる。道に応ずる人の在り方は、徳と呼ばれる。霽とは、非日常に現れる自明な現象である。霽に於ける現象の働きは、神と呼ばれる。神に応ずる人の...
表象

表象

表象とは、象に応じ想起され表れる象である。表象は、自我と他者に分けられる。自我とは、自明な表象である。他者とは、不明な表象である。自明は迷いを与えない。故に、自明な表象は人の在り方と不可分にある。自我の応ずる象は、総じて世界と呼ばれる。
現象

現象

現象とは、知覚に応じ想起され現れる象である。現象は、自己と他者に分けられる。自己とは、自明な現象である。他者とは、不明な現象である。自明は迷いを与えない。故に、自明な現象は人の在り方と不可分にある。自己の応ずる実在は、総じて故郷と呼ばれる。