アンボイナ事件

歴史というものは皮肉なもので、決定的な敗北が、後に全てを手に入れる切掛をもたらすことがあります。曾てイギリスは、ある事件により莫大な利権を諦めることになりました。この事件により、東アジア交易の本拠地をインドに定めることになります。そして、不...

無理解の中、止め処なく、恩人達への感謝の気持ちが溢れ出す時

太平洋戦争末期、反撃の手段を失った大日本帝国は、帰ることの無い特攻隊を動員しました。敗戦が確実な状況下で、意味の無い犠牲だったと語られることの多いこの悲劇ですが、譲歩を引き出す為の苦肉の策であり、狂気に駆られて強引に向かわせたというわけでも...

「爆弾が落ちたら笑おう」

現状に於いて戦争と直接関係のない我々が、「戦争はいけないものだ」と実際に感情が大きく揺さぶられる瞬間は、どの様な時なのでしょうか。ここに、ある親子の一瞬の記録があります。ご無事をお祈り致します。爆弾が落ちたら笑おうアブドゥラさん「ジェット機...

西安事件

曾て中国共産党は、中国国民党に滅ぼされる運命にありました。その状況を逆転させた事件があります。「西安事件」です。それには、ある人物の、ある悲劇が関わっています。そしてそれは、日本人によりもたらされました。歴史的経緯を、更に遡ることからご解説...

疫病は世界を革める

此度のパンデミックにより、以前には想像もしなかった状況が、今、日常となっています。歴史を眺めると、今の我々と同じような激変を、幾度となく経験してきたことに気付かされます。疫病が社会変革をもたらすことを、古代ギリシャ、古代ローマ、後漢末の中国...