『グーテンベルクの銀河系 活字人間の形成』 M.マクルーハン(著) 森常治(訳) みすず書房 1986
前書き
「活字を用いた印刷は思いもおよばぬ新環境を創り出した。それは「読書界」を創造したのである。」
「われわれがここ数世紀の間、「国民」の名で呼んできたものはグーテンベルクの印刷技術が出現する以前に発生したことはなかったし、また発生する可能性もなかった」
「印刷された文字によって創り出された「読書界」のユニークな性格として、個人および集団いずれの内部にも生じた、視覚志向にもとづく強烈な自己意識が挙げられよう。他の諸感覚から視覚機能だけを切り離し孤立させることで行われる強烈な視覚強調がどのような結果を生み出すことになったかを物語るのが本書の話題となる。また本書のテーマは、連続性、画一性、連結性といった視覚に特徴的な諸様式が、時間と空間の観念にも延長され適用されてしまう現象にある。」
序章
グーテンベルクの銀河系
私見
後日更新
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