検察庁法改正

視聴させて頂いた動画が消えてしまいました。

どのチャンネルかも失念してしまいました。

申し訳ございません。

問題を大きくしている一つのストーリーを把握する事が出来ました。

有り難うございます。

2020/1/31 東京高検黒川弘務検事長 閣議決定により定年延長

2020/2/8に満63歳になる黒川氏は、定年による退職の予定であった。

延長期間は、今年の8月までの半年間の予定。

検察庁法第22条

検事総長 定年65歳

その他検察官 定年63歳

内閣による説明

国外へ逃亡した日産自動車のカルロス・ゴーン被告への対応。

司法関係者の指摘

担当は東京地検特捜部にあり、東京高検は関係ない。

安倍内閣と黒川東京高検検事長

陸山会事件

小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」が、東京都世田谷区の土地を2004年に購入した際、政治収支報告書に虚偽記載したとして、東京地検特捜部が2010年、秘書と小沢氏を起訴。

しかし検察は証拠を挙げられず、小沢氏本人は不起訴となる。

問題点

まともな証拠がないのに検察審査会で強制起訴を行った事。特捜部は強制起訴の議決を出させる為、事情聴取に於ける嘘のやりとりを記載して検察審査会に提出。

特捜部の犯罪と言ってよい程の内容であったが、最高検察庁は特捜部の不正を不起訴処分扱いとし、減給の懲戒処分だけで終わり、関係者の辞職で済まされた。

検察の分断

良識派

改革派。検察への徹底捜査を主張。

体制維持派

検察に対する捜査に反対。

黒川弘務官房長

改竄に関わった特捜部のンバーを不起訴にし、虚偽の文書作成事件を揉み消す。

法務省大臣官房長:官邸や国会対応の責任者。黒川氏は、2011年8月から5年間在任。

特捜による黒川氏への忖度

特捜は黒川氏に対し、頭が上がらなくなる。

2012 第二次安倍内閣発足

以前から黒川氏と管義偉官房長官との間には繋がりあり。

2015/9 小渕優子元経産大臣不起訴

講演会観劇ツアーで有権者を買収。

2016/7 甘利明元経済再生担当大臣不起訴

都市再生機構(UR)への口利きで現金を受け取る。

2016/9 黒川氏 法務事務次官就任

2018/3 佐川宣寿前理財局長懲戒処分

財務省の改竄問題で虚偽公文書作成の疑い。

当人は依願退職。

2019/1 黒川氏 東京高検検事長就任

2019/8 森友事件不起訴

大量の公文書破棄、改竄。

2019/12 秋元司議員逮捕

カジノを含む統合型リート(IR)への参画を希望する中国企業500ドットコムから、賄賂を受け取った疑い。

2021/8/14 稲田検事総長 満65歳 退任予定

2022/4/1 検察庁法改正法施行予定

私見

流れとしては、最後を除き、筋が通っていると思います。

最後は、危機感を確信に変えた稲田検事総長の反撃と、官邸の焦りとして捉えると、すっきりすると思われます。

しかし、黒川氏の影響力が本当にそこまであったのか、あったとして、なぜそのように動いたのか、この点不明です。

話の流れが通っている事と、事実とは、異なります。

問題の核心部分が事実として確認されていない以上、一つのストーリーとして対象化させる必要があるでしょう。

この様な場合、あくまで事実に立脚して見ていく場合、この情報をどの様に扱えばよいのでしょうか。

このストーリーの事実を検証していくというのは一つの手段として有効でしょう。

しかし、単純に検証に意識を集中させることは、意識を過去へと、後ろ向きに向かわせ、未来へと絶えず進んでいく現実から取り残される事になってしまいかねません。

意識を現実に合わせて未来へと向かわせる、もう一つの視点が必要でしょう。

それは、このストーリーの内容ではなく、流布している事が事実であるという視点です。

流布しており、問題を大きくしていることは事実です。

後ろ向きには、なぜこの様なストーリーが描かれたか、現状に於いて、このストーリーはどの様な影響を及ぼしているか、前向きには、このストーリーを利用して、何が可能となるか。

曖昧な情報に対する理に適った対応とは、情報の内容に巻き込まれるのではなく、事実に情報を位置付ける事であると言えるでしょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました